穴あけ不要の耐震固定器具 T-LOCK | 安全環境

穴あけ不要の耐震固定器具 T-LOCK

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 穴とはくぼんでいるところや深くえぐられているところ、反対側まで突き抜けている空間のことを指します。例えば落とし穴や洞穴、ドーナッツの真ん中部分のことを穴と言いますね。 穴場、など広く知られていない良い場所という意味で使われることもありますが、基本的には「スケジュールに穴をあける」とか「穴だらけの理論」、「人員に穴があく」「帳簿に穴があく」とか、どちらかといえば良くない意味で使われることが多く感じます。 現実でも床に穴があくのは嫌ではないでしょうか。 仕方がないから穴をあけるけど、できればあけたくない。例えば工場設備などの地震対策。工場の床にあけたくて穴をあけている方はあまりいらっしゃらないと思います。 ということで、本日は床に穴をあけずに工場設備の地震対策を行える画期的アイテムをご紹介いたします。 その名もアンカーレスブラケット「T-LOCK」。 T-LOCKを使えば床に穴どころか、傷を付けずに設備の耐震固定ができちゃいます! なぜそんなことが可能なのでしょう?秘密は裏側の接地面にあります。 T-LOCKの床接地面には特殊なゲルシートが使用されており、このゲルシートが床にしっかり吸着して、倒れそうになったり横滑りしそうになったりする設備をがっちり固定しておいてくれますよ。 このゲルシートの特長を3つご紹介します ・撤去後に跡残りしない のり成分は入っていないので撤去した後の床にべとべとした汚れが残りません。設置中はしっかり床に吸着しますが、撤去後は傷も汚れも残しませんよ。 ・水洗いOK 水や油の影響をほとんど受けない素材でできているので、設置中に水や切削液、油などがかかっても問題ありません。汚れたら水洗いも可能です。 ・超強力な吸着力 T-LOCK1つ分あたり150kgf以上の力でしっかりと床面に吸着します。一度くっついたT-LOCKは正しい方法を使わないとそう簡単には剥がせませんよ。 実際に社内で行った吸着力試験の結果はこちらの過去ブログをご確認ください ちなみに、正しい方法で剥がせばかんたんに剥がれますのでご安心くださいませ。 このゲルシートを使用したT-LOCKなら、 ・レイアウト変更するから毎回床に穴をあけたくない ・穴をあける時の工事や発生する粉塵が面倒 ・借りている建物だから、新しい建物だから絶対に穴をあけたくない! というお悩みから貴社を解放できるかもしれません。 もっと詳しくT-LOCKの特長を知りたい、自社設備で使用できるか相談したい、まずはカタログが欲しい、という方は下記お問合せよりご連絡ください。お待ちしております。

番外編 しっかり説明できる?仕事中の用語集3 | その他

番外編 しっかり説明できる?仕事中の用語集3

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 日々のお仕事の中で何気なく使用している言葉。当たり前のように使っていますが、業界内や自社内でしか通用しなかったり、世代によってわからなかったりしますよね。 相手の言っている言葉の意味が分からなくても、環境や状況、立場によっては意味を聞けずに「なんとなく」で察することしかできないこともあります。 中には地域性のある、いわゆる方言であるケースもあります。田中調べですが、常盤産業のある愛知県では方言とは思わずに(=標準語だと思って)名古屋弁や三河弁、尾張弁を話しているケースが時々あります。 そんな時、他地方のかたは「なんだろう?」と思いながらも「たぶんこんな意味かな?」となんとなく察していただいているのではないか…… ということで!今回は愛知県の人が方言と思わず使いがちな愛知県の方言からいくつかご紹介いたします。なお、選んだ基準は田中(尾張地方出身)の感覚です。セレクトが偏っているかもしれませんがご容赦ください。 ・えらい これは比較的有名な言葉かもしれません。使い方は「身体がえらいので休む」とか「走るとえらい」とか。身分が高いのではなく、疲れた・しんどい・体調が悪いといった意味です。愛知県の人に「えらいで明日にして」と言われたら、疲れたので明日にしてほしい、という意味です。決して私は身分が高いので遠慮しろ、という意味ではありませんよ。 ちなみに、同じ「えらい」という音で「とても」という意味を持つ言葉もあります。名古屋弁として有名な「どえらい(どえりゃぁ)」の後ろ3文字ですね。 つまり、とても疲れた時には「えらい、えらい」となったり…? ・ご無礼します 別れ際などにときどき耳にする言葉です。標準語の「失礼します」とほぼ同じ言葉となります。用例としては「お先にご無礼します(=お先に失礼します)」という感じ。 先に食べ始める時、先にお風呂に入る時、また「おじゃまします」の意味でよその家に入る時などにも使いますよ。 なんだか武士や侍みたいな言葉ですよね。三大武将も愛知県の出身ですし、関係があるのかもしれません。 ・おみえになる 「来る」の尊敬語の「いらっしゃる」の意味だけではなく、「いる」の尊敬語の「いらっしゃる」という意味でも使います。 例えば電話をした時や訪問した時に「常盤産業の田中です。営業部の佐藤さんはおみえになりますか?」といったふうに。これで「佐藤さんはいらっしゃいますか?」の意味です。 また、他の動詞に「みえる」をくっつけると尊敬表現になります。例えば「先生が本を読んでみえる」であれば「先生が本を読んでいらっしゃる」となります。便利ですね。 ・ほかる 少し前に流行したネットスラングでお風呂にはいることを「ほかる」と言いましたが、それとは無関係です。 愛知県方言の「ほかる」は「捨てる」の意味。「このゴミほかっといてー」で「このゴミ捨てておいて」となります。しかし、不機嫌な時のセリフ「私のことはほかっておいて!」は愛知県でも「私のことは構わないで/放っておいて」なので、ご注意を。捨てないであげてください。 因みに「ほかる」について調べていたら、岡山県の「ほかる」は「火照る」の意味なんだそうです。なんだかお風呂に入る「ほかる」とちょっと似ているような…?関係は不明です。 ・名駅 実は、私の伝わらなくて驚いた言葉第1位です。 名駅とは名古屋駅のこと。読み方は「めいえき」です。地元民の駅の略称なんてよくあるよね、とお思いのあなた。名古屋では住所にも「名駅」が現れます。名駅周辺の住所は「名駅〇丁目」などとなっており、JR東海の名古屋駅の住所も「愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号」なんですよ。 似たものに、名大(めいだい)は名古屋大学、名港(めいこう)は名古屋港、名城(めいじょう)は名古屋城などがあります。名古屋テレビの通称もメーテレですね。 名駅付近の高速道路入口も「名駅」 ビジネス上の会話では標準語で話していても、ちょっとした時にぽろっと方言が出てしまったりするもの。会話する中で知らない言葉や違和感を覚える言葉があれば、正直に聞いてみると、盛り上がるかもしれませんね。

サーモグラフィでアルミを見ると…? 意外と知らないシリーズ4 | サーモグラフィ

サーモグラフィでアルミを見ると…? 意外と知らないシリーズ4

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 右の画像をご覧ください。 黒地に白く太い線がいくつも交差しているだけの画像ですが、なぜか縦の白線と横の白線が公差する部分にぼんやりと黒っぽいような灰色っぽいような丸が見えたり見えなかったりしませんか? この画像自体には白線の公差部分には何も書かれていませんし、実は動画で動いているということもありません。 白線の公差部分に黒っぽい丸が見えたり見えなかったりするのは画像ではなく、私たちの目が勘違いを起こしている為起きている現象です。これは、「ハーマングリッド効果」と呼ばれるもので、なぜ目がこのような勘違いを起こすのかはまだはっきりと解明されていないそうですよ。 無いはずのものが見えてしまう、見えている景色と実際の景色が一致しない、なんて、なんだか不思議ですね。 実はサーモグラフィカメラでも実際の温度と画像上に表される計測結果とが全く一致しないケースがあります。 本日はサーモグラフィカメラで測定する時に起こりがちな、うまく計測が行えないケースをご紹介いたします。 まず、赤外線サーモグラフィカメラとは、物体から発せられる赤外線を測定して、そのものの表面温度を測定する測定器です。コロナ禍では街中にも人の表面温度を測る為のサーモグラフィカメラが沢山設置されていましたね。サーモグラフィカメラは対象に触れずに表面温度を計測でき、またどこがあたたかいか冷たいか温度分布を計測できるなど、接触式の温度計とは違う便利さを持ちます。 しかし、サーモグラフィカメラではうまく温度測定できないものがいくつかあります。その一つが金属。 どれくらいうまく測定できないか、簡単な実験をしたのでご紹介します。 使用するのはこちら。ほかほかのお湯入りコップとアルミホイルです。 このままではお湯がほかほかかどうか分かりづらいのですが、サーモグラフィカメラで上から見てみるとこの通り。 紙コップの中のお湯は白~赤色で表示され、90℃を超えています。やけどするほどほっかほかですね。 その後、この紙コップにアルミホイルをかぶせ、少し待ってみました。熱伝導性の高いアルミホイルはすぐに温められ、指でアルミホイルに触れるとついつい「熱っ」と指を離してしまうくらい熱々です。 接触温度計で測ってみるとこの通り、84℃でした。しっかりあたためられていますね。 しかし、このアルミホイルをサーモグラフィカメラで見てみた結果がこちら。 とても見えづらいですが、背景の机と同じような真っ青や水色で表示され、20℃程度しかないと表示されています。私の体感とも接触温度計の結果ともかけ離れています。 なぜこんなに違ってしまったのでしょう? それは、アルミがサーモグラフィカメラでとても測定しづらい物質だからです。アルミは私たちの目にもぴかぴか反射して見えますが、赤外線の世界でも同様に反射しています。アルミ自体の温度よりも、反射で映し出される周囲のものの温度が見えてしまっているのです。 イメージとしては鏡。鏡に映ったものの色は見えますが、鏡自体の色を見るのはなかなか難しいのではないでしょうか。 つまり、この20℃くらいの温度はアルミホイルの温度ではなく、アルミホイルに写り込んだ天井や壁、計測・撮影している私など、周囲にあるものの温度です。 このように、サーモグラフィカメラの使い方を誤ると全く信頼できない結果が出る可能性があります。 弊社では信頼のおける測定結果が出るよう、計測条件や環境整備も含めてご提案いたしますよ。 下記お問合せボタンよりご相談・お問合せお待ちしております!

常盤産業プライベートセミナー 第1回 | その他

常盤産業プライベートセミナー 第1回

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 弊社の本社ANNEXにて、プライベートセミナーの開催が決定いたしました! 今回はセットメーカー様向けのセミナーとなります。ご紹介するのはテックマン協働ロボットとフィンガービジョンロボットハンド。それぞれの特長は本記事の後半でご紹介いたしますね。 セットメーカー様の中でも、「産業ロボットはよく扱うけど協働ロボットはまだ扱ったことが無いなぁ」「協働ロボットは扱うけどテックマンは知らないや」「他にない珍しい技術を使ったロボットハンドの情報が欲しい」という方に特にオススメなセミナーです。もちろんセットメーカー様以外の方でもご興味のある方は是非ご参加をご検討くださいませ。 【セミナーの概要】 開催日時:2024年2月20日(火) 第1回:10時~(最大3時間) 第2回:14時~(最大3時間) 会場 :常盤産業本社 ANNEX 名古屋市中区富士見町15-24 定員 :各回約8名~10名様(目安) (参加希望多数の場合は、調整の上ご連絡させて頂きます。) 内容 :TOKIWA省人化ソリューション/最新協働ロボット+ロボットハンドのご提案 <テックマン/協働ロボット> ・産業用ロボットと協働ロボットの違い ・テックマンロボット機能紹介(実機実演) ・標準搭載ビジョンシステムの機能紹介 ・ アプリケーション事例紹介 <フィンガービジョンロボットハンド> ・視触覚センサとは ・繊細ワークのハンドリング事例紹介 ・独自ビジョンセンシング技術による感応領域の数値化について (職人のカン・コツを数値化、見える化) ご参加ご希望の方は下記お問合せボタンより、 ・貴社名とお名前 ・参加ご希望の回 ・ご参加予定の人数 ・ご来場の際のお車の台数 を添えてご連絡ください。弊社営業担当者にお声がけいただいてもOKです。 尚、駐車場の枠が少ない為、できるだけ乗り合わせ、または公共交通機関のご利用をいただけますと幸いです。 さて、ではそれぞれの製品の特長を簡単にご紹介いたします。 テックマン協働ロボットはフェンスや柵無しで人と一緒に作業ができる協働ロボットの1種です。実は協働ロボットとしては世界シェア2位のロボットなんですよ。 その特長は ・カメラを標準装備 ビジョンシステムを内蔵している為、面倒なカメラの取付やロボットとの調整は不要です。また、簡単な検査や計数もこのビジョンシステムで実施可能です。 ・ランドマークで自動位置補正 カメラでランドマークを読み取ることで座標の補正を行います。ロボットの位置を移動させてもランドマークを目印に座標を再調整する為、細かな調整不要で更新ができますよ。 ・かんたんプログラミング 分かりやすいブロックプログラミングで直感的にプログラミングが完了します。 また、多くの周辺設備に対応している為、幅広い仕事をさせることができます。協働ロボットの活用を検討している方には是非一度触れていただきたいロボットですよ。 次にフィンガービジョン。こちらは触覚と視覚が融合した「視触覚センサ」がついた他にないロボットハンドです。ロボットハンドなのに、人の指のような繊細な力加減を可能にしていますよ。 https://www.youtube.com/watch?v=bZeFwQkTvoI 特長は ・柔らかいものを潰さずに把持 繊細な力加減により、生花や果物などの柔らかいものも潰さずに把持できます。視触覚センサでリアルタイムに判断するので事前学習は必要ありません。 ・滑り落ちるワークも落とさない 視触覚センサでワークの位置を常に見ているので滑りを感知すると力を強めて落とさないようにします。 ・高い汎用性 取り付けるロボットの種類や大きさを選びません。 他にない技術を使ったロボットハンドです。 柔らかいものの把持を検討していたり、他にないロボットハンドを見てみたい!という方には是非触れていただきたいハンドですよ。 これらの製品のセミナーにご参加希望の方は下記お問合せボタンよりご連絡ください。もし、セミナーには行けないけど詳しく話が聞きたい!という方がいらっしゃいましたらそちらもお問合せボタンよりご連絡をお願いいたします。