2023.03.28
フルーツも潰さずキャッチ フィンガービジョン
こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 指。今も昔も大変お世話になっている方が多いであろう身体の部位です。私も今指を使ってこの文章をキーボード入力しています。スマホを触るのにも、エレベーターのボタンを押すのにも、食事をとるにも何をするにも、指を使わない日はありません。 普段何気なく使用している指ですが、ちょっと注目して見てみると驚く程繊細な動きをしています。ピアニストやマジシャンの指はまるで魔法のように動きますよね。そこまでのプロフェッショナルでなくとも柔らかいものをつまむ時は優しく、硬いものをつまむ時は強くつまんだり、持っているものを落としそうになったらぐっと力をこめたり、私たちの指はとっても器用です。 とてもロボットには真似が出来なさそうです。ロボットはつかむものが固い金属でも柔らかい生花でも関係なく一定の力で把持しますし、対象物が滑り落ちても感知することはできません。 しかし、4月の名古屋機械要素技術展、常盤グループのブースに展示される「フィンガービジョン(FingerVision社)」なら人の指のようにものをつかむことができます! フィンガービジョンは汎用ロボットハンドに取り付けられる、触覚と視覚が融合した「視触覚センサ」付きの指です。 特徴は ・柔らかいものも潰さず把持 人間の指のような繊細な力加減により花や果物も潰さずに絶妙な力で把持できます。センサでリアルタイムに判断する為、事前学習は必要ありません。 ・滑り落ちるワークも落とさない 内蔵カメラで把持しているワークの動きを見ており、ずれを感知すると力を強めて落とさないようにします。 ・安価 ハードウェアの機構がシンプルで経済性に優れます。また、汎用ロボットに着脱できる為、ロボットの選定によりさらに安価に。 ワークを把持する面は黒い点の多数付いた透明でぷにぷにと柔らかい厚みのある膜のような「皮膚」で覆われており、その皮膚の内側にカメラが設置されています。 https://www.youtube.com/watch?v=6SbpfN5ed38 皮膚とカメラがあわさり、触覚と視覚で把持するワークの様子を常に監視、絶妙な力加減を実現しています。 また、カメラが直接ワークに触れることは無い為、鋭利なワークでカメラが傷つくこともありませんし、皮膚は安価に取替が可能ですよ。 この他にない、最先端で繊細な技術を弊社ブースにて実機展示予定です。「導入してみたいなぁ」という方も「一回見てみたい!」という方も是非ご来場ください。 弊社ブースでは他にも、仮想空間でロボット操作ができるシミュレーターや、工場内部のレイアウトや動線を確認できるVRシミュレーター、協働ロボットを使った整列・仕分けもできるパレタイジングソリューションなどを展示予定です。 展示会概要は下記の通りです。 ご来場予定の方は こちらよりe招待券を取得ください。ページ右上のボタンよりPDFがダウンロード可能です。 展示内容についてのご質問・お問合せは下記ボタンよりお願いいたします。