インタビュー記事 自働化エキスパートに聞く | 自動化・省人化

インタビュー記事 自働化エキスパートに聞く

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 常盤産業の自働化事業部。25年以上の歴史の中で自動化生産ラインや専用機といった大きなものから、治具製作のような小さなものまで、設計・製作・立上げをご提案している部署です。 様々な製品を取り扱う常盤産業の中でも、案件ごとに一品一様で違うものをご提案する自働化という分野は、具体的な製品の紹介が難しく、今まで本ブログでもあまり紹介できていませんでした。 そこで、今回はその自働化事業部の自働化エキスパートの一人、A氏にインタビューして参りましたので皆様に常盤産業の自動化のリアルをお届けいたします! 田中:まず、常盤産業の自働化はどれくらいのエリアをカバーしていますか? A氏:日本全国です!以前は本社のある東海圏が多かったのですが、最近エリアを広げる為に組織を刷新しました。自働化事業部の中で、名古屋本社は西日本エリア、長野県にある東日本営業所は東日本エリアと担当を分け、その結果、近年では東北や関東の新規のお客様も増えていますよ。 田中:常盤産業といえば東海エリア、特に自動車業界・工作機業界に強い会社!というイメージだったのですが、東北や関東のお客様も増えているのですね。あ、もしかして、お客様の業界も広がっていますか? A氏:広がってますよ!自動車業界以外の新規のお客様も増えています。電子部品や半導体、食品やコスメなど……どんな業界でも対応できます。 田中:食品やコスメ業界もですか!? でも、異業種のお客様だと業界の常識や設計・施工時に気を付けるポイントが違ったりして苦労するように思うのですが、何か秘密がありますか? A氏:業界毎にお客様からの要求やニーズが異なりますので、25年以上の経験とノウハウを活かし、更にはそれぞれの業界・案件ごとにノウハウのある最良のパートナー企業様と共にご提案させていただいておりますよ。 田中:それならきっとお客様も安心してお任せいただけますね。 田中:でも、名古屋と長野の拠点から日本全国へって、地理的に大変ではないですか?お客様も遠慮されてしまうのでは…… A氏:今はWebが活用できるので、そこまで問題ではないんですよ。Webミーティングで顔を合わせて打合せたり、3D CADを使用したデザインレビューを行ったりすることで遠方のお客様も効率よく、すれ違いのないように商談を進めています。もちろん、施工時や面直での打合せが必要な時にはすぐに訪問します!当然このご時世ですから、感染予防もしっかりしていますよ(笑) 田中:さわやかな笑顔をありがとうございます。ところで、最近の案件で困ったことや苦労したことはありますか? A氏:もちろんありますよ(笑) あるお客様からの案件で、直行ロボットを使用した構想をいただいたんです。でも、直行ロボットだと部品点数も多くて予算が厳しくて……。そこで、6軸の垂直多関節ロボットに変更してご提案しました。 田中:え!?直行ロボットより6軸ロボットの方が高価だと思うのですが……!?どうなったんですか? A氏:垂直多関節ロボットに変更した結果、ステーション点数(ラインの長さ)や部品点数を減らすことができて、予算を抑えることができました。スペースも抑えられましたよ。お客様にも喜んでいただけて、4~5社ほどの候補の中から選んでいただけました。 田中:おおお!安くなったんですか。それに4~5社の中から選んでいただけるなんて嬉しいですね!最初の構想とは違っても、お客様のニーズにぴったり合ったんですね。 田中:最後に、常盤産業の自働化のミッションを教えてください。 A氏:今までもこれからも、人に代わる自働化システムをお客様にお届けすることです。 A氏:就労人口の減少や、雇用延長が必要となってきている世情から、今後、人の手での単純作業を根本から見直すことが必要になっていきます。それでも、企業様ごとに考え方や必要な自働化っていろいろだと思います。常盤産業では、様々な考えを持ったお客様それぞれに、最適な自働化システムをご提案していきます。 田中:Aさん、本日はありがとうございました! いかがでしたでしょうか。 A氏には今後も取材を続け、本ブログで常盤産業 自動化の技術や実際の導入事例などを紹介していきますので、是非 引き続きご覧いただけますと嬉しいです。 常盤産業ではものづくり現場の自働化をサポートしております。 工場やライン丸ごとの自働化はもちろん、まずは搬送装置や検査装置を、まずは作業を効率化する治具を、というご相談にも最適なご提案をいたします。 一度相談をしてみたい、他社では断られたのだけどやっぱり自働化したい、という方は是非、常盤産業 自動化事業部へご相談ください。お問合せは本ページ右上のお問合せ、またはお電話・お近くの弊社担当者を通して常盤産業 ブログ担当 田中までお願いします!

電気代がめちゃくちゃ安い!集塵機はフィルター式より電気集塵 | 安全環境

電気代がめちゃくちゃ安い!集塵機はフィルター式より電気集塵

こんにちは。常盤産業 ブログ担当の田中です。 溶接や研磨、切削、印刷などを行っているモノづくりの現場に欠かせないのが集塵機・ミストコレクターといった工場用空気清浄機です。現場で働く人々の健康を守ったり、大気汚染を防いだり、とても重要な装置ですね。 しかし、オイルミストや粉じんをしっかり集める為に強い力で吸気し、また工場稼働中は休みなく動き続ける工場用空気清浄機は結構電力を消費します。特にフィルター式の製品ですと、フィルターの目が詰まってくるにつれ、より大きな力が吸気の為に必要になっていきます。 止めるわけにいかない工場用空気清浄機、もし、捕集力が落ちずに電力消費量が半分以下になったら…SDGsやカーボンニュートラルが叫ばれる昨今、最高の対策ではないでしょうか。 オーデンの電気集塵機なら、それを実現できるかもしれません。年間消費電力はなんと、フィルター式集塵機の20%以下、他社製電機集塵機の約50%です! シミュレーション条件年間使用時間:10時間×25日×12ヶ月=3000時間、年間CO2排出量:年間消費電力量(kWh)×0.470kg/kWh※CO2排出係数0.470kg/kWh「環境省 令和元年度の電気事業者ごとの基礎排出係数・調整後排出係数等の公表についてより」 なぜここまでの省電力が実現できるのでしょうか?その秘密は電気集塵ユニットにあります。 オーデンで採用している針状の放電部分を持つニードル放電式は、捕集したミストや粉じんはセルの壁面に集められる為、フィルター式と違って目詰まりが起こりません。そのため汚れが溜まってきても空気が通過する際の圧力損失が極めて少なく、吸気の為の電力も少なく済みます。 左:電気集塵ユニットの拡大写真、右:電気集塵ユニットの構造 さらに、この電気集塵ユニットやプレフィルタなどの集塵部分は全て洗浄してくり返し使用します。使い捨てではない為、産業廃棄物が発生しないのも、環境保護に嬉しいポイントです。メンテナンス契約を結んでいただけばフィルタ類の交換・洗浄はメーカーで行います。捕集した汚れをお客様で処分していただく必要はありません。 ここまで環境にやさしいECOなオーデン製電気集塵機ですが、その構造上幅広い対象の粉じん・ミストを捕集可能で、その上環境に応じて広域対応も局所対応も可能です。 ウチは粉じんの量がかなり多いのだけど、とても粒子が細かく他社で断られたのだけど、広~い工場だけど、対応できる?という方、是非一度ご相談ください。特にSDGs・カーボンニュートラル対策で電気代削減や廃棄物削減をご検討されている企業様のお役に立てます。お問合せは本ページ右上のお問合せ、またはお電話・お近くの弊社担当者を通して常盤産業 安全環境推進部までお願いします! ※引火点70℃以下のオイルミストなどは集塵できません※防爆区域など、一部環境には設置できません

アンカーレス設備耐震器具T-LOCK 設計事例 | 安全環境

アンカーレス設備耐震器具T-LOCK 設計事例

こんにちは。常盤産業のブログ担当田中です。 弊社ヒット製品の一つであるアンカーレス耐震ブラケット T-LOCK、皆さま既にご存知でしょうか。床面に穴をあけずに設備の耐震ができる優れものです。設置もかんたんで長寿命な製品です。詳しくは下記の紹介ページ・過去ブログ記事をご覧ください。 T-LOCK紹介ページ T-LOCK紹介ブログ➀ T-LOCK紹介ブログ➁ 本日はこのT-LOCKの形状事例をご紹介いたします。 まずはこちら、ハット型。 標準品3種もこの形状であり、一番オーソドックスな形状です。アジャスタボルトに引っ掛けるようにして設置します。足形状がアジャスタボルトであればほとんどの設備に取り付け可能です。 次にこちら、L字型。 アジャスタボルトなどのハット型を引っ掛けられる脚がない、棚など用に設計することが多い形状です。対象設備とT-LOCKをボルトで留める必要はありますが、幅広い形状の設備に対応可能です。 3つ目はこちら、WL型です。 上記L字型を二つ直角にくっつけたような形状です。こちらも対象設備とT-LOCKをボルトで固定する必要があります。軽量棚のような設備におすすめです。 4つ目はこちら、ブリッジ型です。 でっぱりのない、全体に薄い形状をしています。パーティションなど、平たい足を床上にのばしている設備におすすめです。 最後はこちら、ベースプレート型です。 床にくっつけたパーツと設備をワイヤーで結びつける形状です。ボルト締めは難しい、ひっかけられる足もない設備でもワイヤーを通すことができれば耐震可能です。複合機などにおすすめです。 これらはあくまで一例ですが、このように設備寸法・形状やお客様のニーズに副った形状・寸法での製作が可能です。また、設備ごとの耐震計算も行っておりますので、背の高い設備や高層階に設置されている設備などは是非計算をしてからご検討ください。 詳細打合せをしたい、形状の相談をしたい、まずは設備の耐震計算をして検討したい、という方は本ページ右上のお問合せ、またはお電話・お近くの弊社担当者を通して田中までお問合せください!