エコで安全な切削加工液 摩周工 | FA部材

エコで安全な切削加工液 摩周工

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 バナナの皮って本当に滑るのでしょうか。 マンガやゲームの中ではバナナの皮を踏んで転ぶ人物や、スリップする車を見たことはありますが、私は未だ、現実世界においてバナナの皮で転ぶ人を見たことがありません。そもそも、バナナの皮が床に落ちている状況に遭遇したことがありません。 調べてみると、本当に滑るんだそうです。 北里大学医療衛生学部の馬渕教授の研究によれば、靴で床を直接踏むのに比較して、靴と床の間にバナナの皮を挟むと6倍も滑りやすくなるのだそうです。その滑りやすさは摩擦係数0.066。これは雪の上のスキー板くらいの滑りやすさです。ちょっと踏ん張ったくらいでは転ぶのを防げなさそうですね。 尚、マンガやゲームではバナナの皮で滑って転んでも大ごとになりませんが、現実世界では頭や腰をぶつけたり骨折したり、場合によっては障害が残ったり死亡したり、と大変危険です。 気になっても実際に踏んでみるのはおやめくださいね。また、バナナの皮に限らず滑りやすいものを床面に放置することも絶対にしてはいけません。 さて、人の靴底が滑るのは大変危険ですが、切削加工をする時にはスルスルと滑らかに加工したいものですよね。 その為には切削加工液を使用することが重要ですが、加工効率はもちろん、環境への影響や安全性も考えて加工液を選定する必要があります。 そこで弊社は水と植物由来の原料から成る水性切削加工液「摩周工」をオススメします! この摩周工は環境に優しく、安全性も高く、水性なのに高い潤滑性能を持つ、夢のような切削加工液なんです。 その特徴をご紹介していきますね。 ・環境に優しく処理がかんたん 鉱物油や塩素化合物・硫黄化合物を含んでおらず、水と植物性脂肪酸でできている為、焼却処分・埋設処分といった廃液処理の必要がありません。市町村で定められているBOD、CODの基準濃度にすることにより一般排水できます。 ・高い安全性 pHは弱アルカリ性で皮膚への刺激が少ない特徴をもっています。また、NSF認証も取得しており、食品加工の現場でも使用可能な程の安全性を誇りますよ。ホウ素や殺菌剤も使用しておりません。 ・油性をもしのぐ潤滑性能 一般的に水用性の切削加工液は油性のものと比較して潤滑性能は劣る傾向にありますが摩周工は油性にも負けない潤滑性能を誇ります。 曽田式四球試験(※)で油性のものと比較した結果、油(油性粘度80 硫黄3.67%)のものは11.0kg/㎠の圧力が限界荷重だったのに対し、摩周工はなんと!13.5kg/㎠の圧力まで耐えることができました!油性よりも摩周工の方が潤滑性能において優れている、という結果です! 1㎠というと指先くらいの広さです。その狭い範囲に13.5kgの圧力がかかっても平気、と思うとすごい性能ですね。 水性なので油性にはない冷却性能もしっかり持っています。 1.5Lのペットボトル9本で13.5kgです ※固定されたスチール製試験球3つに潤滑剤をまとわせ、上から同素材の球1つを押し付けて荷重を加え回転させる試験。潤滑剤が切れると球表面の焼き付きが発生する。焼き付かない最大の荷重を求めることで潤滑剤の耐荷重能力を試す試験である。 環境にも人にも優しく、しっかり潤滑性能も高い摩周工。 金属加工の切削加工液、潤滑剤、洗浄剤にはもちろん、溶接のスパッタ付着防止剤や自動車・オートバイの金属部分の防錆・潤滑・清浄剤としてもお使いいただけます。 油性加工液を使用しているが廃液処理が面倒、水用性加工液を使用しているが潤滑性能に不満がある、という方は是非一度お試しください! お問合せは下記ボタンよりお願いいたします。

まだまだ暑い!暑さを示す言葉たち | その他

まだまだ暑い!暑さを示す言葉たち

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 9月に入りましたが、名古屋はまだまだ暑いです。先日出張で東京に行きましたが、東京もやっぱり暑かったです。 それでも、8月中頃までの息もしづらいような暑さからはちょっと過ごしやすくなったと感じております。残暑、という気候になってきていますね。 この残暑という言葉、実は結構使える期間が短いのです。その期間は、立秋(8月7日ごろ)から秋分(9月23日ごろ)まで。 つまりこのブログが掲載されるころは既に残暑の後半戦です。ですが、まだまだ熱中症対策に気は抜けませんね。 さて、残暑の他にも〇暑という言葉は沢山あります。 猛暑、酷暑、極暑、炎暑、大暑など……。この夏もいろいろな〇暑を聞きましたが、それぞれ何が違うのでしょうか。 猛暑は猛烈な暑さを表す言葉です。字のままですね。酷暑、これはひどい暑さを表します。こちらも全く字のままですね。 この猛暑、酷暑に「日」を付けると猛暑日、酷暑日となります。猛暑日は気象庁が気温35℃以上の日の呼び方としており、酷暑日は日本気象協会が気温40℃以上の日の呼び方としています。 ちなみに25℃以上の日は夏日、30℃以上の日は真夏日とされています……が、個人的にはこれらはもう当たり前の気温すぎて、春の終わりから夏のほんの始めにしか使われなくなってきているような気がします。気のせいでしょうか。 では極暑、炎暑はというと、それぞれきわめて暑いこと、焼け付くような暑さ。字から想像ができますね。ちなみに炎暑、はかなり古くから使われており、私の調べた中では11世紀にも使用例があるようです。平安時代からある言葉なんですね。昔の人も暑さに耐えていたのでしょうか。 大暑も厳しい暑さを表しますが、これは古くから季節を表す区切りとして使われている二十四節季の一つでもあります。大暑は7月23日ごろから8月7日ごろのことで、一年で最も暑い時期とされていますよ。 もう大暑は過ぎ去り、残暑も後半戦ですが、日や地域によってはまだまだ猛暑日となる日もあります。 屋外にいる時はもちろん、屋内にいる時や就寝中も暑さ対策を万全に。体調に違和感があればすぐに休息をとって、元気にお過ごしくださいませ。

10月はメカトロテックジャパン | その他

10月はメカトロテックジャパン

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 10月といえば、どんなものを思い浮かべますか? 最近すっかりイベントとして定着しつつあるハロウィンも10月ですし、運動会や文化祭がこの時期、という団体も多いですよね。栗やさつまいも、ブドウも美味しい季節です。松茸や銀杏なども10月ですね。 秋が深まってきて文化行事や美味しい食べ物が多く出回る素敵な月ですが、そんな中でも18日~21日はポートメッセなごやへ行ってみませんか? 10月18日(水)~21(土)のポートメッセなごやでは…… 日本最大級の工作機械見本市、メカトロテックジャパン2023が開催されています! 工作機械やロボットが数多く展示される大規模な展示会で、2021年の前回開催ではコロナ禍中にも関わらず4日間で約7万人の方が足を運ばれています。工作機械やロボットの実物を見ながらじっくり検討できる貴重な機会ですよ。 さて、そんなメカトロテックジャパン2023、私たち常盤グループも出展いたします! 常盤ブースでは、 ・自己学習型協働ロボット DOBOT CR-3、MG-400 ・アンカーレス耐震ブラケット T-LOCK を展示予定です。 各展示機の詳しいご紹介はまた別の記事にて随時行って参ります。お楽しみに! 最後に展示会情報です。 展示会名:メカトロテックジャパン2023(略称:MECT2023) 会場 :ポートメッセなごや 新第1展示館・第2展示館・第3展示館 期間 :2023年10月18日(水)~10月21日(土) 開催時間:10:00~17:00 ※最終日21日(土)は16:00まで ブース :第3展示館 3D03 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 お問合せは下記フォームよりお願いいたします。

耐震と免震 知ってるつもりシリーズ6 | 安全環境

耐震と免震 知ってるつもりシリーズ6

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 業界や製品にまつわる専門用語っていろいろありますね。 みんな当然知っているような雰囲気で使っていますが、「実はよく知らないけど今更誰にも聞けない」、「知ってるつもりだったけどよく考えるとあまりわかっていない…」ということ、あるのではないでしょうか。私はあります。 今回は「知ってるつもりシリーズ」第6弾として、耐震と免震の違いについてご紹介いたします。簡単な紹介となりますので、詳しく正確に知りたい方は書籍などでお調べください。 耐震と免震。どちらも地震対策を検討する時に聞く言葉ですね。どちらも地震の揺れから設備や家具、建物を守るものですが、何が違って二つの言葉があるのでしょうか。 実は耐震と免震はそれぞれ全く性格の異なる地震対策なんです。 ・耐震とは 字の通り地震に耐える地震対策を指します。 家具や設備、建物そのものを地震に耐えられる強度にするイメージでしょうか。建築物の場合は骨組みに筋交いを入れて強度を上げることなどを耐震と言います。 守りたい対象のもの自体を強化して、地震が起きても倒れたり壊れたりしないようにすることです。 弊社でご提案しているT-LOCKも耐震装置の一つ。 T-LOCKは地震の揺れによって設備が倒れないよう、床にしっかり固定してくれますよ。 万が一地震が起きた時は設備がT-LOCKによって倒れずに耐えている間に安全なところへ避難することが大切です。 T-LOCKについて詳しくはこちら 耐震は免震に比べると安価にでき、ものによっては後付け施工も可能です。地震対策を行う時に一番手軽に行える手段と言えそうですね。 ・免震とは 字の通り、地震から免れる(まぬがれる)地震対策を指します。 地面や床と、家具・設備・建物などの間に地震の揺れを通さないものを挟むことにより、そもそも地震の衝撃が伝わりづらくすることを免震と言います。 建築物の場合は建物と地盤の間に積層ゴムなどを取り付けることなどを免震と言います。守りたいものを地面から切り離して、浮かせておくことでそもそも衝撃を伝えない(伝わりづらくする)ようなイメージですね。 弊社でご提案しているμソレーターも免震装置の一つ。 μソレーターは2枚のよく滑る板から成っており、この2枚を地面と設備の間に敷くことで、床面の横揺れを設備に伝えません。 μソレーターについて詳しくはこちら 免震は耐震と比較して高価で、敷設も大がかりになります。その代わりそもそも揺れを伝えないのですからサーバーなど繊細なものや高価で大きい設備の地震対策として優れていそうですね。 耐震と免震、それぞれの特徴がイメージできましたか? 常盤産業では耐震のT-LOCK、免震のμソレーター両方を取り扱っております。 地震対策をご検討の方は是非一度、弊社にご相談くださいませ。

夏休み?夏期休暇?サマーバケーション? | その他

夏休み?夏期休暇?サマーバケーション?

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 弊社のある東海地方も7月20日に梅雨明けしたとみられる、と発表がありました。いよいよ夏本番がやってきますね。 夏といえばなんでしょう? 海、かき氷、セミ、そうめん、花火、アサガオ、ラジオ体操……。いろいろありますが、夏休み、これも「夏といえば」の一つではないでしょうか。 さて、弊社の夏休み……夏期休暇をご案内いたします。 2023年8月12日(土)~8月20日(日) 上記期間内にいただいたお問合せは8月21日以降に対応いたします。 しかし、「夏休み」と「夏期休暇」とでは、意味は同じなのですが受ける印象が少々違いませんか? 「夏休み」だと子どもっぽいというか遊びっぽいのに対して「夏期休暇」だとビジネスっぽく、硬い印象です。さらに「サマーバケーション」となると非日常感が強くなってイベントっぽい印象を受けます。 もちろん受け取る人によって受ける印象は変わりますが、「夏休み」、「夏期休暇」、「サマーバケーション」の全てに同じ印象を抱く方はあまりいないのではないでしょうか。 これはなにも夏にある長いお休みを表す時のみあらわれる現象ではなく、日常的にいろいろな言葉で起きる現象です。 一般的に「夏休み」のような「和語」はやわらかい、優しい、親しみやすい印象をもたせ、「夏期休暇」のような「漢語」は硬い、事務的、かしこまった印象を持たせます。「サマーバケーション」のような「外来語」は新しい、くだけた、洗練された印象を持たせます。 例えば、下記の3文の印象を比べてみてください。 ・常盤産業について調べる ・常盤産業について調査する ・常盤産業についてリサーチする ちょっとずつ違いませんか? 他にも「始め」と「開始」と「スタート」、「きまり」と「規則」と「ルール」、「歩く」と「歩行」と「ウォーキング」など…… このように同じ意味でも言葉の選び方ひとつで印象を変えることができます。「文章を書いたけど硬すぎるなぁ」、「なんだかビジネスっぽくない」と感じる時は言葉を言い換えてみると上手くいくかもしれません。 今年の夏は例年よりもさらに暑くなる予報です。体調に気を付けてお過ごしくださいね。

ヒューム 知ってるつもりシリーズ5 | 安全環境

ヒューム 知ってるつもりシリーズ5

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 業界や製品にまつわる専門用語っていろいろありますね。みんな当然知っているような雰囲気で使っていますが、「実はよく知らないけど今更誰にも聞けない」、「知ってるつもりだったけどよく考えるとあまりわかっていない…」ということ、あるのではないでしょうか。私はあります。 今回は「知ってるつもりシリーズ」第4弾として、ヒュームについてご紹介いたします。簡単な紹介となりますので、詳しく正確に知りたい方は書籍などでお調べください。 ヒューム。溶接現場などでよく聞かれる言葉です。哲学者の名前などと同じ音の為、「溶接ヒューム」や「金属ヒューム」と呼ばれることもあります。また、「フューム」と表記されることもあるみたいですよ。 ・ヒュームとは ヒュームとは、アーク溶接をする時に溶接部から出てくるもやもやとした煙のようなもののことです。この煙、いったいなんなのでしょう? その正体は……溶けて酸化した金属の粒子です! そもそもアーク溶接とはアークという放電現象を利用して5000℃以上の高温を発生させ、金属を溶かしながら接合していく溶接方法です。 高温で溶けた金属は全てが冷え固まって溶接されるわけではなく、一部は蒸気となって空気中に漂います。その蒸気が空気中で固体の細かい粒子となったもの、それが「ヒューム」です。 集塵機で集められたヒューム ヒュームの粒子の大きさは0.1~1μm(ミクロンメートル)。花粉の大きさが30μm、細菌が1μm、ウイルスが0.1μmと言えば、どれだけ細かい粒子かがわかりますね。 このヒューム、健康被害を引き起こすとされています。実際どのような危険があるものなのでしょうか。 ・ヒュームの危険 ヒュームを吸い込むことによって、じん肺や神経障害を引き起こす可能性があります。 じん肺の初期症状はほとんどありませんが、病気が進むと息切れや咳、痰がでる、といった症状があらわれます。また、肺結核や気管支炎、気胸などの合併症にかかりやすくもなります。さらに、じん肺は一度なってしまうと仕事を辞めてヒュームを吸い込まなくなっても進行し、根本的な治療方法は現代においてもまだありません。 神経障害はヒュームに含まれるマンガンが引き起こすとされており、倦怠感や記憶障害、不眠などの症状がみられます。さらに症状が進むと歩行障害や言語障害、軽度の知能低下などなど……。こちらも恐ろしい症状ですね。 また、ヒュームはd肺がんのリスクも高めます。 溶接作業者や付近で働く他の作業者を守る為にも、ヒュームによる健康被害を引き起こさない、ヒュームを吸い込ませない対策が必要ですね。 さて、常盤産業ではそんな危険な溶接ヒュームへの対策をご提案しております。 ニードル放電式電気集塵機はフィルタ式集塵機でも除去しきれない細かな粒子までしっかりとれ、火災リスクはほぼゼロ、メンテナンスも専門スタッフが行う為メンテナンス時の作業者への暴露も心配のない製品です。 ダクトアームによる局所集塵 詳しくはこちらの過去記事(【2021年4月規制強化!!】溶接ヒューム対策)をご覧ください。 ヒューム対策のお問合せやご質問は下記お問合せボタンから、お待ちしております。

空気中を漂うもの

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 先日、長野県にある弊社の東日本営業所へ行ってきました。名古屋から車を走らせていると、ところどころ、霧に注意を促す標識を見かけます。 この標識があるとなんだか山に来たなぁ、なんて気持ちになるのですが、山にかかるものと言えば霧(きり)だけでなく霞(かすみ)や靄(もや)もありますよね。これらって何が違うのでしょう?とりあえず漢字がややこしいのでここからはひらがなで書きます。 「きり」、「かすみ」、「もや」、この中で「かすみ」だけ仲間外れです。というのは、「きり」と「もや」は大気中の水蒸気が細かな水滴となって浮遊している状態を示し、気象用語としても使われます。一方、「かすみ」というのは水滴、ちり、煙などで空気中が白っぽくなってよく見えなくなることを表す言葉で、気象用語にはなっていません。 では、どちらも水滴で視界が悪い状態を示し、気象用語でもある、「きり」と「もや」の違いは何でしょう? これは見通せる距離によって使い分けられています。空気中が白く濁っていても1キロメートル以上見通せる状態であれば、「もや」。1キロメートル未満しか見通せなければ「きり」、ちなみに100m以下しか見通せない場合は「濃霧(のうむ)」と表現しますよ。 「きり」「もや」「かすみ」どれも空気中の濁りによって遠くが見づらい状態にはかわりありませんね。遠くが見えないと、接近してくる車や人、動物に気づけなかったり、道が濡れて滑ったり、と晴れている時に比べて危険な状態となります。 空気がかすんでいる時やきり、もやが出ている時や場所はいつも以上に気を付けて通行する必要がありますね。 さて、きりやかすみ、もやは空気中に細かい水分やホコリが漂っているものですが、空気中に細かい油が浮いているものは「オイルミスト」と呼ばれます。こちらもこちらで健康被害や事故の原因となる危険なものです オイルミストの危険性についてはこちらの記事をご覧ください 加工現場などで発生するオイルミスト、作業者の健康・安全のためにも空気から取り除きたいですよね。そんな時に活躍するのがミストコレクター。今回は中でも、加工機や工作機に直接取り付ける小型遠心オイルミストコレクター「フィルターミスト」をご紹介いたします。 なんとこのフィルターミスト、その使いやすさや信頼性から世界シェアが推定20%! その人気の秘密は…… ・コンパクトサイズ 一番小さなモデルはなんと、直径260mm、高さが302mm、吸引口径が75mmです。ミストコレクターというと、業務用エアコンのような大きさを想像しますが、かなりコンパクトですね。これなら加工機に直接取り付けても場所を取りません。しかも後付けもOK。 ・豊富なアクセサリ 超微粒オイルミストも除去するアフターフィルタ、ホコリや切屑を収集しフィルタミストユニットへ侵入するのを防ぐコンパクトサイクロン、点検・メンテナンス時期をお知らせしてくれるモニタリングシステムなど、様々なアクセサリをご用意しております。 ・保守メンテの手間がわずか 内部を回転する羽により、遠心分離でオイルを集める為、フィルタの目詰まりによる能力低下が起きづらい構造になっています。メンテナンスが必要なのは本体内部のドラムとフィルタのみ。それも1000時間に一度の交換でOK。 https://youtu.be/zQyM6k0sUkA コンパクト、アクセサリでお客様の使用環境に適合でき、メンテナンスの手間も最小限!ラインナップ豊富で静音性も高い世界シェア推定20%のフィルターミストで安全性の高い職場を実現しませんか? お問合せやご質問は下記お問合せボタンから、お待ちしております。

素早くきれいにサビを除去 | その他

素早くきれいにサビを除去

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 突然ですが、皆様自由の女神像はご存知でしょうか?中には登ったことがある!という方もいらっしゃるかもしれません。ニューヨークにあるとっても有名なアメリカの象徴ですが…さて、あの自由の女神像、いったい何色だったか覚えていますか? 多くの方は緑色、と答えることでしょう。実際緑色ですが……実は1885年に寄贈された当初は銅色だったそうなのです。 なぜ銅色が緑色になってしまったかというと、あの緑色、なんと「錆」なんです!自由の女神像は銅でできているのですが、潮風によって急激に酸化し、緑青(ろくしょう)という錆で覆われて緑色になっています。同じ銅製の10円玉も時々緑色になっていますよね。 さて、自由の女神像は錆びていても美しいですが、私たちの身の回りの錆はそういうわけにいきません。久しぶりに使おうと思って取り出した金属製の道具や治具に赤茶色がついていてショックを受ける、何とかしようとやすりで削り取ったら母材に傷がついてしまった……という経験、ありませんか? やすりで削り取ると母材にもダメージが 弊社ではそんな錆を除去するサービスを始めました!やすりではなくレーザーを用いた除去サービスで、金属面の錆や塗装をすっきりキレイにいたします。特徴は3点 ・母材に傷をつけないレーザーのエネルギー密度を調整することにより、錆や塗装などの異物のみを除去し、母材にダメージが入らない絶妙な力加減を実現できます。 左側のみレーザーでサビ取りしています ・細かい箇所も取り逃さない人力ではなく機械制御の為、常に一定の力を加えられ、せまいところや細かいところにもしっかり届きます。文字が彫ってあったり凹凸があってもOK! 段差もしっかりサビ取りできます ・作業が早い細かな箇所の作業に時間がかかるなどの場合、通常だと除去作業に3~4人で1日かかりますが、レーザーを用いて1人1日で完了した実績もある程、手早く作業が可能です。 対象は金属の製缶品やフレーム、治具や工具はもちろん、鉄階段や壁、金型にまで対応可能!(金型内部など、寸法精度が必要な部分には寸法が変わってしまう可能性があるため適しません) 電子タバコの塗装も綺麗に取れました! 出張作業対応も可能です。※出張作業対応地域:東海4県 他のエリアの場合はご相談ください 久しぶりに使用しようとした治具の錆をなんとかしたい、以前施した塗装が不要になった為剥がしたい、という方はまずは弊社までご相談ください!本記事末尾のお問合せよりお待ちしております。 ちなみに、自由の女神像はアメリカの独立100周年を祝い、1885年にフランスからアメリカへ送られた93メートルのものが有名ですが、実はフランス パリ、セーヌ川のグルネル橋の近くにも11.5メートルの小さな自由の女神像があります。こちらはフランス革命100周年を記念してパリに住むアメリカ人が贈ったものなんだそうですよ。

しっかり説明できる?仕事中の用語集2 | その他

しっかり説明できる?仕事中の用語集2

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 日々のお仕事の中で何気なく使用している言葉。当たり前のように使っていますが、業界内や自社内でしか通用しなかったり、世代によってわからなかったりしますよね。 相手の言っている言葉の意味が分からなくても、環境や状況、立場によっては意味を聞けずに「なんとなく」で察することしかできないこともあります。 ということで、今回は常盤産業社内で使われているいくつかの言葉について、調べてまとめてみました。 ・ポンチ絵/マンガ絵 ポンチ絵といっても明治時代に流行った風刺画ではありません。マンガ絵といっても少年漫画や少女漫画のような絵ではありません。 どちらも同じ意味、使われ方をする言葉で、簡単な略図・概略図という意味です。 正式な図面ではなく、その下書きや打合せ時にイメージを共有する為に用いられる絵のこと。主に手書きされることが多いのですが、私などは絵が苦手な為、プレゼンソフトで図形を組み合わせて作成することもあります。 「ポンチ絵・マンガ絵」を用いることで、文章だけでは表現しづらい内容も分かりやすく共有できるようになりますよ。 ・テレコ 「テレ」だからテレビや電話に関係する?…と思いそうですが、全く関係のない言葉です。テレコを言い換えると入れ違い、互い違い、あべこべ、といった言葉になります。 例えば、靴下を左右逆にはいている状態は靴下が「テレコ」になっている状態ですよ。 靴下がテレコになっているのはちょっと恥ずかしいだけで済みますが、A社とB社にそれぞれ送る荷物が「テレコ」になっていたら情報漏洩になってしまいますし、機械の配線が「テレコ」になっていたら最悪壊れてしまうかもしれません。 可愛らしい響きの言葉ですが、注意が必要ですね。 ちなみに、関西地方では一般的に使われる言葉のようです。 ・たたき台 なんとなく棒などでべしべしと叩く様子が思い浮かびますが、暴力的な言葉ではないのでご安心ください。 原案や草案、試案を意味する言葉です。 例えば新しいプロジェクトの企画書を作るぞ、という時にいきなり最終完成形の企画書を作成せずに、まずは下書き資料を作成して、それを元に議論を重ね、考えを巡らせて修正し、完成に持っていく方が多いと思います。その下書き資料こそが「たたき台」です。 「たたき台」は漢字では「敲き台」と書きます。見慣れない漢字ですが、刀鍛冶が金属をたたいて刀の形を成型する時に使用される台のことです。金属を刀にしていく工程を下書きに追加・修正して完成形にもっていく様子に例えてあるのですね。 さて、弊社内で使われている言葉を3つご紹介いたしました。普段使っている言葉でも改めて調べてみると知らない使い方や情報が出てきます。 皆様の業界や会社でも、よく使われているけどそういえば上手く説明できない、という言葉はありませんか? お仕事の合間に改めて調べたり同僚・上司に確認したりしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

力士級!?T-LOCKの吸着力 | 安全環境

力士級!?T-LOCKの吸着力

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 瞬間接着剤で作業中、気づいたら指に接着剤がついてカピカピになってしまったり、うっかり他の皮膚や服とくっついてしまったことはないでしょうか。 私は先日、小さなものを接着しようと奮闘していたらその物を支えていた人差し指と親指がくっついてしまいました。 こうなった時、無理やり接着剤を剥がしたり、くっついたもの同士を力づくで引きはがしたり、ましてや刃物を使って接着剤を切ろうとしたりしてはいけません。痛い思いをすることになります。 40℃くらいのぬるま湯につけて接着剤が付着した部分を優しく揉んでいると剥がれてきますよ。特に指同士がくっついてしまった時は少しずつ指同士を擦りあわせるようにしていると指が離れます。 さて、瞬間接着剤のように強力なくっつき力を持つ弊社の地震対策製品と言えば、「アンカーレス耐震ブラケット T-LOCK」です。 アンカーレスブラケットT-LOCKについて詳しくは下記記事をご覧ください アンカーレス耐震ブラケットのご紹介 穴あけなしの設備用耐震器具 T-LOCK 設計事例 このT-LOCK、床に傷を付けずに設備耐震固定ができるスグレモノですが、「本当にくっつくの?」「どれくらいの力でくっついているの?」と疑問を持たれる方も多くいらっしゃるようです。 本日は、T-LOCKがどれくらいの力で床に張り付いているかを引張試験で確認いたしましたので、その結果をご報告いたします。 試験会場に選ばれたのは、常盤産業本社のANNEX 1階。弊社の事務所は通常、じゅうたんマットが敷かれていますが、このANNEXについては大型設備を設置したりもする為、エポキシ塗装仕上げになっています。表面はツルっとしていて平滑です。 まずは床表面をアルコールで拭き上げて汚れやゴミを除去します。 本引張試験に使用するテストピースは右の写真の40mm×40mmサイズです。T-LOCK標準品に使用しているゲルシートが50mm×100mm(×2枚)ですので、それに比べるとかなり小さいですね。なぜ50mm×100mmで試験をしないのかというと、吸着力が強すぎて剥がせず、試験にならないからです。 テストピースを貼り付けた、ループ付きのブラケット3つを先ほどきれいにした床に貼り付けます。ぎゅっと押しこんで、床にしっかり吸着させていますね。 そして貼り付けたテストピースに引張試験機のフックを引っ掛けて 思いっきり引っ張り上げて床から剥がします! これをテストピース3つ分行いますよ。 ※腰や肩を痛めないよう、気を付けて行っております その結果、300Nまで測れるこの引張試験機が3回ともぐるんっと一周振り切ってしまいました。 通常は3回の試験の平均値で計算を行うのですが、計測できる最大値が300Nなので、今回はこれを元に計算していきます。 (計算式なんて見たくない!という方は◆まで飛ばしていただいても問題ありません) ◇ まず、この300N(ニュートン)をkgf(重量キログラム)に単位変換します。 300N × 0.10197 = 30.591kgf 次に1平方mmあたりの吸着力を計算。 テストピースは 40mm×40mm → 1600平方mmですので、 30.591kgf ÷ 1600 = 0.01912kgf/平方mm 最後にT-LOCK標準品のゲルシート面積である、 50mm × 100mm × 2枚 →10000平方mm に換算すると、 0.01912kgf/平方mm × 10000平方mm = 191.19kgf となります。 ◆ この191.19kgfという数値、どれくらいの力なのかというと、 この力でくっついているT-LOCKを引きはがすのに必要な力は191.19キログラムのものを地球上で垂直に持ち上げるのと同じ量の力、ということです。 191.19キログラム……200キログラム弱というと、例えば大柄な力士や、ローランドゴリラ(オス)、お風呂いっぱいの水などです。これらを垂直に持ち上げることができれば、弊社ANNEX 1階に設置されたT-LOCKを引きはがすことができますよ。 普通の生身の人間ではまず無理ですね。 T-LOCKの吸着力の強さを、何となくでもイメージしていただけたでしょうか。改めて計算してみるとその吸着力の強さにびっくりしてしまいました。 なお、T-LOCKの吸着力は床面の状況に左右されます。ご使用に向いているのはツルっとした平滑な床面、そこのホコリや油分をしっかり除去して貼り付けてくださいね。 アンカーレスブラケットT-LOCKについてのお問合せは下記お問合せまで!お待ちしております。

しっかり説明できる?仕事中の用語集 | その他

しっかり説明できる?仕事中の用語集

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 普段、仕事をする中で何気なく使用している言葉。みんな使っているしなんとなく雰囲気で分かったつもりになって使っているけど、実はちゃんとした意味を理解できていない、新入社員に意味を聞かれると上手く説明できない…、そんな言葉はありませんか?そういう言葉って、勤続年数が増えていけばいくほど、「今更聞けない!」となってきますよね。業界用語であれば辞書を引いても出てきません。 ということで、今回は常盤産業社内で使われているいくつかの言葉について、調べてまとめてみました。 ・リードタイム所要時間のことです。工程の開始から終了までにどれだけ時間がかかるか、を表します。ただし、単純にリードタイム、と言っても業種や工程、場面によって何を開始として何を終了とするか、に違いがあることがあります。 例えば、注文した製品がリードタイム1週間、となっていた場合、今から一週間後に製品が出荷されるのか、一週間後に手元に届くのか、つまり配送にかかる時間を含むか含まないかは業界や企業によって違う場合があります。自社や取引先で使用される「リードタイム」は何が開始で何が終わりなのか、しっかり把握しておくことが大切ですね。 ・実働実際に労働していることや労働している時間のことです。ちなみに常盤産業社員は基本的に9時出勤18時退社、休憩1時間の実働8時間。上記のリードタイムや納期を伝える場面で使用される場合も実際に労働する時間の意味です。土曜日、日曜日や夏季休暇、年末年始休暇、祝日などの休暇を除いた日数を示しますよ。実働20日、といっても実際にはだいたい1ヶ月程度かかることになります。 ・ヒヤリハット大きな事故や災害には至らなかったが、直結してもおかしくない、「ヒヤリ(冷やり)」としたり「ハット(ハッと)」したりした事象のことです。危なかったが幸い事故や災害にはならずに済んだ、という経験は誰しもあるのではないでしょうか。 製造業や工場、建築業、介護・保育業、医療業、小売業、運送業など幅広い業界で、また仕事以外の日常生活の中にもヒヤリハットは存在しています。ヒヤリハットが重大な事故や災害に発展せず、ヒヤリハットで済んでいる間に、そもそもヒヤリハットが起こらないよう改善を行うことが望ましいですね。 ・ピッキング鍵を不正に開けるピッキングも同じ「picking(英)」ですが、ここでは主に物流での使われ方をご紹介いたします。倉庫などに保管されている多くの製品の中から伝票や指示書の指示通りものを集める作業のことです。一見簡単な作業と思われがちですが、ここで間違えてしまうと誤納品につながってしまう、大変重要な作業ですよ。 ・ワーク作業対象となる部品や加工物のことです。主に機械系製造業界で使用される言葉の為、このブログを読んでくださっている方の中にも聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。例えばロボットでねじをつかむ作業の場合はそのねじがワークですし、ドリルで鉄板に穴をあける作業の場合はその鉄板がワークです。とても便利な言葉ですが、初めて聞いた時には戸惑う方が多いようですね。 さて、弊社内で日々よく使用されている言葉5つをご紹介いたしました。普段使っている言葉でも、改めてしっかり説明しようと思うとなかなか難しいですね。 皆様の業界や会社でも、よく使われているけどそういえば上手く説明できない、という言葉はありませんか?お仕事の合間に改めて調べたり同僚・上司に確認したりしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

ぐるんぐるんと回るもの | 油圧

ぐるんぐるんと回るもの

こんにちは。常盤産業のブログ担当 田中です。 多くの方がご家庭での洗濯に使用している機械、洗濯機。中に入れた洗濯物がぐるんぐるん回る様子についつい見入ってしまうのは私だけでしょうか。 数kgの汚れた洗濯物を1時間足らずでキレイにしてしまう洗濯機はとても便利なものです。洗濯機が無かった時代には、昔話のももたろうに出てくるおばあさんのように川の水で手洗いしていた、と思うと洗濯機が素晴らしい発明であることがわかりますね。 しかしこの洗濯機。洗っている様子を見ていても、ぐるんぐるんと水と洗濯物が回るだけです。手足で揉んだり押したり叩いたり絞ったりするわけでもなく、洗濯板のようなものに衣類をこすりつけているわけでもありません。ぐるんぐるん回るだけでどうして洗濯物はきれいになるのでしょう? 最近注目されているドラム式洗濯機の場合は、洗っている様子をよく見ていると回されている洗濯物が上から下に落ちているのがわかると思います。この落下により洗濯物をたたいて洗っているのだそうです。たたき洗いは洗濯物が絡みづらく、必要な水の量が少ないため節水性に優れています。 根強い人気を誇る縦型洗濯機の場合は回り方が一方向でなく、右に回ったと思ったら左に回り、また右に回り…と両方向に回ります。この複雑な水流により、洗濯物同士をこすりあわせて洗っているのだそうです。たっぷりの水で泡を立ててごしごしこすり洗いする為、洗浄力に優れています。 洗濯機の種類によって方法は違いますが、実は手洗いの時と同じように叩いたりこすったりして洗濯物を洗っているんですね。衣類を入れるとキレイになって出てくる不思議な箱ではなく、やっていることは私たちとあまり変わらないのかもしれません。 ちなみに、ドラム式も縦型も洗濯物を詰め込みすぎると上手く洗えません。きゅんきゅんに中身が詰まっていてはどれだけぐるんぐるん回しても洗濯物を落とすこともこすりあわせることも難しいからですね。キレイにお洗濯するには、7分目くらいまでに洗濯物の量を抑えると良いみたいです。 さて、縦型洗濯機のようにぐるんぐるんと左右に弧を描き、一定の角度内で回転運動をするものと言えばロータリー(揺動)アクチュエータですね。弊社ではJPN社製のロータリーアクチュエータ「ハイドロロータ」を取り扱っております。 チェーンやコンベア、インデックステーブル、撹拌機などの回転機構に使用されることの多い油圧式ロータリーアクチュエータ。現在は取り扱いメーカーが少なくなってきており、従来通りの購入ができないケースがあると耳にします。 チェーン、コンベア、インデックステーブルに使用されます ハイドロロータは小さなものから大きなものまで、最低トルク:3,5,8,10,20,35,50,75(N-m)と、豊富なラインナップを揃えております。最大揺動角度は90度と270度の2種をご用意。現在お使いの油圧式ロータリーアクチュエータの代替品がきっとありますよ。 お使いの油圧式ロータリーアクチュエータの更新や保守品購入をご検討されている方は是非一度常盤産業までご相談ください。 お待ちしております。